魔裂斗は川尻撃破、KIDはまさかのKO負け K-1 WOLRD MAX 2009
引退ロード第2弾に挑む魔裟斗vs.総合格闘技DREAMからの刺客・川尻達也。
両者は試合前から激しい舌戦を展開し、応援に駆けつけたDREAMファイターと総合格闘技ファンが川尻を後押し。

場内は異様ともいえる熱気と盛り上がりに包まれ、試合開始のゴングを迎えた。

川尻は遠い間合いから思い切りよく踏み込んでのフック、アッパーを振るっていく。
魔裟斗はK-1ファイターとは異なる戦法・リズムを警戒し、いつもより遠めに距離を取り試合を進めていく。

1R終盤には川尻の動きをとらえたか、ヒット・アンド・アウェーで不用意な左ローを引き出すと、そこへカウンターの右ストレートを当てダウンを奪取。

好調な出だしで2ラウンドへ向かう。

ダウンを背負った川尻は前へ出て捨て身の打ち合いを仕掛けるが、魔裟斗はこれをヒザ、顔面前蹴りといった蹴りを交えた猛ラッシュで迎撃。

最後は川尻がアッパー連打の猛攻にさらされたところで川尻陣営からタオルが舞い、2R1分43秒、魔裟斗のTKO勝ちとなった。

勝利後マイクを握った魔裟斗は

「もう1試合、ラストの1試合、完全燃焼します」

と当初の予定通り大みそかDynamite!!への出撃を宣言。ファイナルマッチの対戦相手にはこれまで2度対戦し勝ち星のないアンディ・サワーを希望し、リベンジを果たした上で引退したいと試合後のインタビューで語った。


また、5月のDREAMで512日ぶりの復活を遂げ、続けて今回4年ぶりのK-1参戦を果たした山本"KID"徳郁だが、
韓国のムエタイ王者チョン・ジェヒと対戦しまさかのノックアウト負け。

得意の右フックを打ち込み、そこから追撃へ向かったが、続けて見舞った右フックをかわされ右アッパーから左フックと逆にカウンターをもらってしまい、10カウントを聞きマットに沈んだ。

試合後の会見では

「何も覚えていないんですよね。スコーンとやられて……」

とパンチの衝撃を口にしたKID。まったく試合の記憶がないようで、

「控え室に戻って、『あれ? オレ試合やったのかな?』って。もう1回やりたいですね」

と早くも再戦を希望していた。

K-1については

「オファーが来て、試合をやらせてもらえるんだったら」

と今後も参戦する意思があることを明かし、

「総合の選手は(立ち技も寝技も)全部できないといけないから」

と会見を締めた。

ベスト8戦が行われた世界トーナメントでは、日本の山本優弥、アルバート・クラウスを破ったジョルジオ・ペトロシアン、魔裟斗の宿敵アンディ・サワー、V2王者ブアカーオ・ポー.プラムックの4選手が10月に行われる決勝トーナメントへ進出した。

山本は佐藤嘉洋を下してきたアルメニアのドラゴと対戦したが、圧力のあるドラゴを逆に下がらせ優勢に試合を展開。スピーディーな連打でドラゴを防戦一方に追い込む場面も作り、3-0の判定で勝利した。準決勝の組み合わせは山本vs.ペトロシアン、サワーvs.ブアカーオとなる。
なお、リザーブファイトに出場した佐藤もオランダの強豪ユーリ・メスを延長判定2-1で辛くも振り切り、奇跡の優勝、そして魔裟斗との再戦へ望みをつないだ。

(2009年7月14日)
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