日馬富士「綱とり」へ豪快発進大相撲名古屋場所始まる

名古屋場所の初日、大関4場所目で初の綱とりに挑む日馬富士が、難敵の稀勢の里を突破した。

先場所は変化からとったりを決めて批判を浴びたが、今回は真っ向勝負。
左四つを許さず、右下手を取ると強烈なおっつけにも耐え“命綱”を離さずに寄り切り。貫禄の相撲で決めた。

日馬富士は、朝げいこではピリピリしていたが

「どちらかというとワクワクする。土俵にいると幸せな感じ」

と、初日のプレッシャーも吹っ飛ばした。

師匠である伊勢ケ浜親方は

「優勝したことが自信になり、成長につながっている。緊張？気合で勝てばいい」

と話したが、期待通りの相撲を見せつけた。

6月の大阪合宿で体をいじめ抜き、場所前も入念調整。

連覇へ向けてやるべきことをこなし「一日一番、楽しく相撲を取りたい」と、野望へ一直線だ。

(2009年7月13日)

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