ヤクルト､6連勝でCS進出が決定的に! 4位広島とのゲーム差は6に拡大!

【広島 1-3 ヤクルトマツダスタジアム】

ヤクルトは19日､敵地での広島戦に逆転勝ち｡
今季2度目の6連勝で4位広島に6ゲーム差をつけ､クライマックスシリーズ(CS)進出へ大きく前進した｡

ヤクルト先発の赤川は､初回に梵のソロで1点を失ったが､その後は多彩な変化球で広島打線を翻弄｡
6回2安打1失点と先発としての役割を果たし､味方の反撃を待った｡

打線はプロ初先発の広島･中崎を打ちあぐね6回まで無失点に抑えられていたが､7回に思わぬチャンスが巡ってくる｡
先頭の武内がラッキーな打撃妨害で出塁すると､続く中村はヘルメットのツバに死球を受け､中崎が危険球で退場｡
赤川の代打･三輪が急きょ登板した今村から内野安打を放ち無死満塁とし､雄平､田中の1､2番コンビで一気に逆転に成功した｡

このまま逃げ切ったヤクルトは今季2度目の6連勝｡
9月はここまで12勝4敗1分けと絶好調で､4位広島とのゲーム差6をとし､2年連続でのCS出場をほぼ決定付けた｡

中日と優勝争いを演じていた昨季､終盤で失速したヤクルト｡
しかし､今季は荒木チーフ兼投手コーチが､
｢プレッシャーがかかる中で存分に力を出してくれている｣
と言うように､選手たちが持てる力を存分に発揮している｡

同一カード3連勝がかかった大事な一戦で､8月3日以来の白星となる7勝目を挙げた赤川は､
｢自分としても結果を求めていたので､(広島との3連戦で)3連勝できたのは本当に嬉しいです｣(スポニチアネックスより)
と満面の笑み｡
22歳の赤川､同点打を放った28歳の雄平など､2001年の日本一を知らない選手がチームに勢いを与えている｡

21日からは優勝へのマジックを1とした巨人と対戦｡
ひとつでも落とすと優勝の瞬間を見せ付けられるが､6連勝の勢いで胴上げ阻止となるだろうか｡

(2012年9月20日)

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