阪神、来季の4番候補が判明! 2005年マリナーズドラ1のクレメント!
リーグ5位に低迷する阪神が、来季の4番候補として、米大リーグ・パイレーツのジェフ・クレメント内野手をリストアップしていることが11日、分かった。

米アイオワ州出身のクレメントは、2005年のMLBドラフトでマリナーズからドラフト1位指名(全体3位)を受けプロ入り。
打撃に優れた捕手として期待されたが、怪我などもあり、2009年にパイレーツへ移籍。
今季は11試合に出場し、打率.100、0本塁打、1打点と低迷しているが、メジャー40人枠に残っている。

メジャーでの通算成績も、140試合に出場して打率.220、14本塁打、39打点と目立った活躍はないが、今季マイナーでは打率.276、16本塁打、57打点の好成績。
今夏にはソフトバンクが"ポストカブレラ"として獲得を検討していた左打ちの長距離砲だ。

ドラフト1位指名を受けたことからも分かるように、潜在能力の高さは折り紙つき。
現在は一塁手での起用がメインだが、マリナーズ時代には城島と正捕手の座を争ったこともあり、獲得すれば第3の捕手として計算に入れることもできそうだ。

阪神はここまでチーム本塁打数(49)がリーグ最下位。
マートン、ブラゼルの両助っ人も不振で、長距離砲の獲得が急務となっている。

坂井信也オーナーと南信男球団社長は10日、就任したばかりの中村勝広ゼネラルマネジャー(GM)と大阪市内でトップ会談。
来季に向けた補強プランを確認した。
その後、中村GMは、
「なんとしても打線を充実させないとね。本当の意味の4番バッターが欲しいなと思います」(サンケイスポーツより)
と長距離砲の必要性を主張。
今後は駐米スカウトのレポートを参考にしつつ、和田監督も交えて話し合いを進めていくという。

今オフには藤川をはじめ、主力の大量流出も予想される阪神。
かつての暗黒時代に逆戻りしないためには、新助っ人の活躍がカギを握ることになりそうだ。
(2012年9月12日)
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