楽天のルーキー･釜田が無傷の2連勝! マー君超えを堂々宣言!

【セ･パ交流戦楽天 3-1 広島 Kスタ宮城】

楽天のルーキー右腕･釜田佳直投手が3日､本拠地での広島戦に先発｡
7回途中3安打1失点の好投で2勝目を挙げ､チームの連敗を3でストップした｡

先月27日にプロ初勝利を挙げたばかりの18歳がまたも快投を見せた｡
釜田は140キロ台後半の直球とスタイダーを軸に強気のピッチング｡
2回の広瀬から3回の梵まで5者連続三振を奪うと､球場は歓声とどよめきに包まれた｡

圧巻は2-0で迎えた4回｡
味方のエラーが絡み1死満塁のピンチを迎えたが､広瀬をこの日最速の149キロ直球で空振り三振｡
続く堂林には一転してスライダーを連投し､空振り三振を奪った｡

疲れの見えた7回にマウンドを降りたが､6回2/3を3安打8奪三振1失点｡
負ければ勝率5割に逆戻りするという状況で､新人離れした度胸を見せ付けた｡

釜田は試合後､
｢本拠地の初戦で勝ててうれしい｡きょうは変化球が決まってくれたので､その辺がよかった｣(サンケイスポーツより)
とコメント｡
前回までは制球がいまひとつだった決め球のスライダーだが､この日は手応えを感じた様子｡
実は釜田､同じチームで日本屈指のスライダーを持つ田中将大から､
｢曲げたい､という気持ちは抑えて､ストライクゾーンの中で曲げられたらいい｣(同)
とアドバイスをもらったとのこと｡
最も身近で最も優れた"先生"の言葉を実践し､すぐに結果を出した｡

高卒新人による無傷の2連勝は､楽天史上初の快挙｡
18歳の右腕にかかる期待は日に日に大きくなっているが､お立ち台では､
｢田中さんが(1年目に)11勝しているので､それに近づけるよう､超えられるように頑張っていきたいです｣(同)
と堂々と"先生超え"を宣言した｡

釜田が宣言どおりの成績を残すことができれば､楽天の上位進出はより確実なものとなりそうだ｡

(2012年6月4日)

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