巨人の2年目･宮国の評価が急上昇! 坂本､小笠原を圧倒し先発ローテ入りをアピール!

巨人の高卒2年目右腕･宮国椋丞投手が9日､今キャンプ初めてフリー打撃に登板｡
坂本､小笠原という主力打者を相手に快投を披露し､19日から那覇で行われる2次キャンプのメンバー入りを確実にした｡

原監督から"新人王獲得命令"が出されるなど､キャンプ前から注目集めていた宮国｡
注目のフリー打撃初登板では､49球を投げ安打性の打球は3本と潜在能力の高さを見せ付けた｡

坂本に対しては直球勝負を挑み､2球連続で見逃しを奪うなど26球を投げ安打性の当たりは1本｡
ほとんど自分の打撃をさせてもらえなかった坂本は､
｢外のいいところに決まった2球は手が出なかったし､キレも角度もあって良かった｣(スポーツ報知より)
と舌を巻き､23球で安打性2本に抑え込まれた小笠原も､
｢素材はいい物を持っていると思う｣(同)
と絶賛した｡

2010年に沖縄･糸満高校からドラフト2位で巨人入りした宮国は､184センチの長身から投げ下ろす最速147キロの直球とキレのいいスライダーが武器｡
ルーキーイヤーの昨季､1軍登板はなかったものの､2軍では4試合に登板し3勝0敗､自責点0という抜群の成績を納めた｡

フリー打撃終了後は､
｢緊張したけど､いい経験はできたと思う｡でも､まだ腕が振れていない｡まだまだです｣(同)
と謙遜したが､首脳陣からの評価はうなぎ上り｡
川口投手総合コーチは､
｢やっと追いついてきた｡チームとして期待している投手｡沖縄の人も期待しているから｣(同)
と早くも19日から那覇で行われる2次キャンプ帯同を明言し､原監督は､
｢リリースとかメカニック(投球技術的)な部分は､沢村より上だったかなと思いますね｣(同)
と昨季の新人王を引き合いに出し高く評価した｡

オフの大型補強で12球団屈指の先発投手陣を揃えた巨人｡
内海､沢村､杉内､ホールトンのローテーション入りは確実で､残り2枠を東野､ゴンザレス､西村といった実績ある選手が争う｡
先発ローテーション入りを目標に掲げる宮国は､故郷･沖縄でさらなるアピールを続け､厳しい競争を勝ち抜くことができるだろうか｡

(2012年2月10日)

その他のBASEBALLニュース