オリックス･金子､右肘の張りで急きょ練習中止! 開幕に早くも暗雲…

オリックスのエース･金子千尋投手が7日､ブルペン投球中に右肘の張りを訴え､急きょ練習を中止した｡

すでに2年ぶり3度目となる開幕投手に指名されている金子は､オフから順調な調整をつづけ､3日にキャンプ初のブルペン入り｡
岡田監督も､
｢あのへんの投手は､開幕から逆算しての初投げ｡今年はええ感じ｣(サンケイスポーツより)
とエースの状態の良さに太鼓判を押していた｡

しかしこの日､金子はブルペンで21球を投じた後､赤堀投手コーチと話し合い､投球練習を中止｡
無言のままブルペンを去ると､その後はトレーナー室に1時間以上こもった｡

岡田監督は､
｢大したことはないと思う｡またすぐに投げるやろ｣(同)
と軽症であることを強調｡
しかし､金子は昨年のキャンプでも右肘痛を訴え､開幕から2ヶ月を棒に振っているだけに､
｢去年のこともあるし､慎重にならんとな｣(同)
と不安げな表情をのぞかせた｡

トレーナー室から出てきた金子は､
｢きょうに限った話じゃないし､それだけで判断されたら困る｣(スポニチアネックスより)
とコメント｡
昨年2月に右肘の遊離軟骨除去手術を受けており､張りや違和感は慢性的なものであるとした｡

球団によると､8日は大事をとり別メニューでの調整となる見通し｡
3日に初めてブルペン入りした際､
｢今年は最後までキャンプをきっちり過ごしたい｣(サンケイスポーツより)
と話していた金子だが､早くも開幕に暗雲が垂れ込めている｡

(2012年2月8日)

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