合同自主トレに見る巨人の派閥争い! 最大の阿部派に対し､高橋由派は壊滅状態!

いよいよスタートしたプロ野球の春季キャンプ｡
各チームとも長いシーズンを戦い抜く体力を付けるため､初日からハードな練習を行っている｡

近年､選手達はキャンプイン前に仲間を集めて｢合同自主トレ｣を行うのが主流｡
巨人を例にとると､キャプテン･阿部慎之助がエース･内海や昨季新人王の沢村､若手有望株の大田ら総勢11人を引きつれグアムで合同自主トレを行った｡

こうした合同自主トレの場合､もろもろの費用はすべてベテラン選手が負担｡
推定年俸4億円の阿部でも決して安いものではないが､合同自主トレには"チーム内での派閥づくり"という側面もあるのだという｡
巨人番記者がこう明かしている｡

｢巨人の最大派閥は阿部｡食事や滞在費はすべて阿部持ちだから､年俸の低い若手にとっては神様のような存在です｡
ガッツ(小笠原道大)派というのもあり､こちらには日ハム時代から仲のいい実松一成らが参加しますが､朝9時から夜6時までみっちり練習した上､夜は浴びるように酒を飲む｡参加選手は序盤からヘトヘトになっています｣(週刊ポストより)

巨人の中ではこのほかにも､高橋由伸が率いる派閥も存在｡
しかし､近年の成績不振を受け求心力も低下し､今オフの合同自主トレに参加したのは隠善､中井の2選手のみ｡
昨年まで一緒だった亀井は､松本や加治前らを誘い"独立"してしまった｡

中心選手が派閥づくりに動く中､誘われる側の若手選手も気が抜けない｡
どの派閥に属するかによって将来が左右されるといっても大げさではなく､前出の巨人番記者は､
｢誰の自主トレに参加するかは大切な処世術｣(同)
とも語っている｡

｢オフになると"誰が最初に阿部から誘われるか"で気が気じゃないはずです｡金銭的なメリットはもちろんですが､原監督から信頼されるキャプテンの弟分になれば､シーズンに入ってからも何かと都合がいいと考えているのでしょう｣(同)

2009年以来の日本一を目指す今季､指揮官の信頼を勝ち取るような活躍を見せ､勢力を拡大するのはどの派閥か｡

(2012年2月4日)

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