レッドソックス新監督･バレンタイン氏､松坂に10キロ以上の減量命令!

今月2日､元ロッテ監督のボビー･バレンタイン氏が米大リーグ･レッドソックスの新監督に就任した｡

就任会見でバレンタイン監督は､
｢光栄だし､興奮している｡王者になれるチームをつくりたい｣(スポニチアネックスより)
とコメント｡
優勝候補に挙げられながら､ア･リーグ東地区3位に終わったチームの建て直しを誓った｡

そんな新監督がチーム浮上のキーマンと考えているのが､右ひじ手術からの復帰を目指す松坂大輔だ｡
就任会見では松坂について､
｢復活する必要があるし､そうなってくれると確信している｣(スポーツ報知より)
と期待のコメント｡
さらには､松坂が調整を行っているボストンに出向き､個人面談を行うことも示唆した｡

2004年～2009年までロッテの指揮を執ったバレンタイン監督は､日本で輝きを放っていた頃の松坂をよく知っている｡
それだけに､現在の松坂には大きな不満を感じており､早くもある注文をつけたという｡

バレンタイン監督が問題視したのは､ズバリ松坂の体型だ｡
松坂は2007年のメジャー挑戦以降､年々体重が増加し､2008年シーズンにはついに100キロをオーバー｡
本人は日本よりも長く厳しいシーズンを乗り切るためという目的もあったようだが､体重増加で投球のバランスが崩れたことは誰の目にも明らかだ｡
今季､米スポーツ専門テレビ局｢ESPN｣で野球解説者を務めていたバレンタイン監督も､松坂が登板した試合で解説を務めた際､
｢西武時代の彼と比べて太り過ぎは明らか｡体にキレがなく､上体が重過ぎるために下半身の踏ん張りがきかなくなっているのではないか｣(日刊ゲンダイより)
と指摘していた｡
就任会見では松坂の状態について､
｢順調だと聞いている｣(同)
としたが､これはあくまでも手術した右ひじの状態を指しての発言｡
すでに､関係者を通じて松坂に､
｢せめて西武時代の体重まで落とした方がいい｣(同)
と助言したという｡

今季開幕前に発表された松坂の公称体重は92キロだが､満足に体を動かすことのできなかったリハビリ期間中に増加したことは確実｡
新監督が求める西武時代のベスト体重80キロ台前半には､10キロ以上もの減量が必要となりそうだ｡

来年1月には術後初となるブルペン入りが予定されている松坂｡
減量で本来のキレを取り戻し､完全復活を果たすことはできるだろうか｡

(2011年12月11日)

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