ヤクルトが初のファイナルステージ進出! 21歳赤川がポストシーズン最年少勝利!

【セ･リーグCSファーストステージヤクルト 3-1 巨人神宮】
レギュラーシーズン2位のヤクルトは31日､クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第3戦で同3位の巨人に3-1で勝利｡
対戦成績を2勝1敗とし､初のファイナルステージ進出を決めた｡

勝った方がファイナルステージ進出となる大一番｡
マウンドを託されたのは､今年8月にプロ初勝利を挙げたばかりの高卒3年目･赤川克紀だった｡

｢後ろに館山さん､村中さんがいたので､(早い回に)つぶれてもいいと思った｡精いっぱい､腕を振っていきました｣(サンケイスポーツより)
という赤川は､威力ある直球を武器に一､二回を三者凡退｡
三回からは毎回得点圏に走者を許したが､五回1死一､三塁のピンチはは､坂本を二飛､寺内を三振に仕留めて無失点で切り抜けた｡

六回に走者を許し降板したが､重圧のかかるマウンドで6回2/3を5安打無失点｡
先発としての役割を見事に果たした｡

打線も赤川の好投に奮起｡
三回､女房役の相川が左翼ポール際へ先制ソロ｡
七回に森岡の左前適時打で突き放し｡八回には途中出場の福地が右前打適時打を放ち試合を決めた｡

先発･赤川はCS初登板で初勝利｡
21歳3カ月でのポストシーズン勝利は､球団史上最年少記録だ｡
小川監督も試合後､
｢重圧がかかる中で赤川がよく投げてくれた｡五､六回にピンチはあったけど､いい当たりはされていなかったから｣(同)
と赤川を絶賛した｡

ペナントレースでは中日に10ゲーム差を逆転され､優勝を逃すという屈辱を味わったヤクルト｡
雪辱のチャンスを勝ち取り､チームリーダーの青木は､
｢うちの方が有利だと思う｡1回死んだ身だから､水を得た魚のような気持ちでいける｣(スポーツ報知より)
と力強く語った｡

CSファイナルステージは､2日より敵地･ナゴヤドームで開幕する｡

(2011年11月1日)

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