巨人が今オフ､中日･ブランコを獲得か!? ラミレスはパ･リーグへ!?

統一球の導入で自慢の打線が機能せず､2年連続のV逸が濃厚の巨人｡
球団内では早くも来季に向け､ある大物打者の獲得に動き出しているという｡

その大物打者とは､中日のトニ･ブランコ内野手だ｡
ブランコは今季､故障で3ヶ月もの長期離脱を余儀なくされたが､現在は4番に復帰｡
5日の広島戦で決勝本塁打など復調気配で､ここまで67試合に出場し､打率.239､12本塁打､39打点という成績を残している｡

ただ､来日1年目の2009年にいきなり39本塁打､110打点で2冠王に輝いたことを考えると成績は右肩下がり｡
それでも巨人戦には強く､2009年は打率.289､7本塁打､2010年は打率.284､7本塁打｡
巨人の本拠地･東京ドームについても､
｢球が2倍に見える｣(日刊ゲンダイより)
と話すほど得意にしている｡
成績に陰りが見えようと､"打たれた"印象が強く残っている巨人サイドからすれば､ブランコは垂涎の大砲というわけだ｡

ある球界関係者は､
｢巨人側は『狭い東京ドームなら40本は打てる』と評価していると聞く｡現在の年俸は1億4400万円だが､巨人なら3億円くらいは出すともっぱら｣(同)
とコメント｡
さらに落合監督の退任が決まったことで､ブランコ獲得への障害が無くなったと指摘している｡

｢このオフは中日の落合監督が辞めることになり､ドミニカ共和国で発掘した後見人の森ヘッドコーチも退団が濃厚｡
この2人がいなくなれば､巨人は心置きなく獲得に動ける｣(同)

一方､ブランコ獲得で立場が危うくなりそうなのがラミレスだ｡
年俸5億円の2年契約は今季が最終年｡
しかし不安定な守備面に加え､打率.266､19本塁打､65打点と肝心の打撃面も低迷｡
ラミレスに近い関係者は､今季限りでの退団を示唆している｡

｢本人の第1希望は来季も巨人でプレーすること｡年俸大幅ダウンの1年契約なら残留の目はある｡
しかし､巨人にいては､左翼の守備力を理由に､出場機会が激減することが確実｡ベンチが前提なら､パを中心に移籍を考える｣(同)

久しぶりに他球団の4番に触手を動かそうとしている巨人｡
統一球導入2年目となる来季こそ､自慢の猛打復活となるだろうか｡

(2011年10月8日)

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