球団トップ辞任でロッテ･井口が大ピンチ!? 監督手形&複数年契約が白紙に!?

先月18日､ロッテの瀬戸山隆三球団社長と石川晃球団運営本部長が揃って今季限りでの辞任を発表した｡

瀬戸山球団社長はダイエー(現ソフトバンク)の球団代表を経て､2004年にロッテの球団代表に就任｡
2006年に現職となってからはチーム改革に努め､昨季は日本一に輝くとともに､赤字額を前年比13億円減の20億円に削減した｡

瀬戸山球団社長は辞任の理由を､
｢長年やったらくたびれる｡もう8シーズンですから､ゆっくりさせていただきたい｣(スポーツ報知より)
と説明｡
目下パ･リーグ最下位の成績不振が原因ではないと強調したが､球団フロントのトップとナンバー2がシーズン途中に辞任を表明するのは異例の事態だ｡
そんな中､トップ2人の辞任で最も影響を受けそうなのが井口資仁内野手だという｡

井口は2009年に米大リーグ･フィリーズからロッテに入団｡
その裏にはダイエー時代から懇意にしていた瀬戸山球団社長と石川球団運営本部長が､｢将来の監督手形｣を約束したことが大きく関係していたと言われている｡

移籍1年目から19本塁打､65打点の活躍を見せた井口は､瀬戸山球団社長､石川球団運営本部長を"後ろ盾"にチーム内での影響力を拡大｡
チームの戦力補強にも口を挟むようになっていったという｡

しかし2人の辞任を受け､｢将来の監督手形｣が反故にされることは確実｡
さらには､確実と見られた来季以降の複数年契約も白紙に戻る可能性が高いという｡
あるチーム関係者は､
｢井口は今季117試合の出場で打率.249､5本塁打､58打点と低迷している｡
残留したとしても今季年俸(1億8000万円)からの大幅ダウンは必至｡複数年契約も今回の一件で絶望的です｣(日刊ゲンダイより)
と証言｡
さらに､井口の口添えでロッテへ加入したとみられる今岡､川越､的場､秋親についても､
｢4人も現状で一軍は的場だけですし､その的場も19試合の出場で打率.191､本塁打0､1打点と散々｡チームに残れるかどうかはわからない｣(同)
と厳しい見通しを示しており､

トップ2人の電撃辞任で､思わぬとばっちりを受けることになった井口と"井口一派"の面々｡
チームもパ･リーグ最下位と低迷しているだけに､シーズン終了後は厳しいオフを迎えることになりそうだ｡

(2011年10月1日)

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