阪神･下柳剛が今季限りで退団へ! 本人は他球団での現役続行を希望か

阪神の下柳剛投手が今シーズン限りで退団することが20日､分かった｡

すでに球団からは非公式に来季の構想外であることを伝えられているとみられるが､本人の現役続行を強く希望｡
43歳を迎えた今季も､
｢まだまだやれる｡1人でも期待している人がいる限り､頑張る｣(スポニチアネックスより)
と話していたことから､今後は他球団からのオファーを待ち､現役続行の道を探ることになりそうだ｡

下柳は2003年に日本ハムからトレードで阪神に移籍｡
1年目から先発ローテーションの一角として10勝をマークし､チームの18年ぶりとなるリーグ優勝に貢献した｡
その後も打たせて取る｢のらりくらり投法｣に磨きをかけ､2005年には自己最多の15勝で最多勝のタイトルを獲得｡
さらに同年からは4年連続で2ケタ勝利をマーク｡
2007年には開幕投手も務めるなど､ここ数年､毎年のように優勝争い演じるチームの投手陣を牽引してきた｡

しかし､2008年オフに右膝手術を受けてからは成績が低迷｡
昨季まで18年連続で白星を手にしているが､今季は6試合の登板にとどまりいまだ未勝利｡
6月6日のオリックス戦で先発登板したのを最後に､2軍での調整が続いている｡

チームは現在､激しいクライマックスシリーズ進出争いの真っ只中｡
残り試合も30試合を切っており､すでに下柳を起用する考えがないことを本人に伝えているという｡

関係者によると､
｢今後はファームの試合で投げる機会があるようだ｣(デイリースポーツより)
とのこと｡
9年間にわたってチームを牽引してきたベテラン左腕は､2軍戦でひっそりとタテジマのユニホームを脱ぐことになりそうだ｡

(2011年9月21日)

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