日本ハム､後任監督選びでゴタゴタ!? 新庄剛志まで候補に挙がる迷走ぶり!

先月末､日本ハム･梨田昌孝監督の今季限りでの退任が報じられた｡
シーズン中に監督交代劇が取り沙汰されるのは､チームが低迷している時が常であり､優勝争いを演じているチームにこうした情報が流れるのは異例｡
スポーツ紙2紙が一斉に報じたことから信憑性は高そうだが､多くの関係者が首をかしげる事態となっている｡

2008年の就任以来､3位､リーグ優勝､4位と常にAクラス争いを演じてきた梨田監督｡
今季も首位･ソフトバンクとの差はあるものの､2位と安定した手腕を見せている｡
さらに､今季は我慢して起用し続けてきた4年目の中田翔が一本立ち｡
ルーキー･斎藤佑樹もここまで5勝と､若手の育成という点でも大きな成果を挙げている｡

今季が2年契約の最終年となる梨田監督だが､球団側に続投という選択肢はなかったのか｡
退任報道の裏側をあるスポーツ紙記者はこう語っている｡

｢一昨年､梨田監督は2年契約の最終年でしたが､新たに2年契約を結び直し､今年再び最終年となったわけです｡
2年前はちょうど今頃､契約延長を告げるため､大社啓二オーナー自らが球場に梨田監督を訪ねました｡
しかし､今回はオーナーが梨田監督に会う予定がないそうで､暗に契約満了が告げられました｣(週刊実話より)

早々と梨田監督を"切った"球団は､後任監督選びに着手｡
現在のところ有力候補として報じられているのは､ヤクルトOBでスポーツキャスターの栗山英樹氏｡
しかし､ある球界関係者は栗山氏の監督就任に待ったをかけている｡

｢栗山氏の場合､日ハムの球団幹部に創価学会員がおり､そのルートで同氏の名前が浮上してきました｡
ヤクルトでも監督候補に挙がったことがありますが､彼は白鴎大学経営学部の教授｡ヤクルト監督を辞退したのも､身辺整理ができなかったからです｡
まして､プロでコーチ経験もないのに､いきなり監督ではリスクが高すぎる｣(同)

確固たる野球理論を持ち､知名度も高い栗山氏は監督として魅力的な人材だが､率いるのは常勝を義務付けられた日本ハム｡
関係者が言うように､プロでのコーチ経験すらない人物には荷が重過ぎるだろう｡

球団側でも候補者を一本化できていないのか､2007年まで監督を務めていたトレイ･ヒルマン氏の再任､さらには新庄剛志氏の電撃就任といった噂まで浮上｡
早すぎる退任騒動の裏で､球団側も少なからずゴタゴタしているようだ｡

残り30試合を切り､ますます白熱するペナントレース｡
監督交代のゴタゴタがチームに悪い影響を与えなければいいが｡

(2011年9月17日)

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