巨人･東野峻が試合翌日に300球の投げ込み!! ルーキー･沢村の快投に焦り!?

巨人･東野峻投手が16日､今キャンプチーム最多となる300球の投げ込みを敢行｡
調整遅れが指摘されている昨季のチーム最多勝右腕が､いよいよペースを上げてきた｡

前日の紅白戦では2回を無失点に抑えたが､2回とも三塁に走者を背負うなど不安定な内容だった東野｡
直球の最速も141キロ止まりで､最速149キロをマークしたルーキー･沢村拓一投手に比べ調整不足は歴然だった｡

｢監督からも『まだまだだな』と言葉をもらいましたし､自分も悔しかった｣(スポーツ報知より)
という東野は､試合翌日にも関わらず､ブルペン入りを決意｡
"強い球を投げる"というテーマを掲げ､気迫溢れるボールを1時間30分にわたって投げ込んだ｡

自己最多だという投げ込みに東野は､
｢気持ち良かったですね｣(同)
と満足気｡
最後のボールが内角低めに決まると､見守っていた斎藤投手コーチやファンから大きな拍手が巻き起こった｡

紅白戦後にゲキを飛ばしていた原監督は､
｢期するものがあったのでしょう｡アスリートとして正しい方向にいっている｣(同)
と評価｡
川口総合コーチは､
｢沢村の加入によって尻に火がついている｡いい効果が出ている｣(デイリースポーツより)
と沢村加入による相乗効果を喜んだ｡

開幕投手争いは沢村が一歩リードした状態だが､
｢やるからには1番がいい｡もちろん､開幕投手はやってみたい｣(サンケイスポーツより)
とプライドを覗かせた東野｡
持ち前の負けん気で､調整を遅れを取り返すことはできるだろうか｡

(2011年2月17日)

その他のBASEBALLニュース