巨人･沢村拓一は｢エースの域｣!! 初実戦での快投に首脳陣から絶賛の嵐!!

巨人のドラフト1位･沢村拓一投手が15日､紅白戦に先発し実戦デビュー｡
2回を無安打無失点と完璧な投球を見せ､開幕ローテーション入りへ大きくアピールした｡

｢悪い緊張感はなかった｣(デイリースポーツより)
という沢村｡
その言葉通り､先頭の坂本を失策で出しても慌てず､続く橋本を高めの直球でバントミスを誘い併殺を奪った｡

この日の最速はキャンプ中盤では異例の149キロ｡
さらに､スライダーをはじめ､フォーク､カーブと変化球も巧みにコントロールし､主力クラスが名を連ねる打線をわずか17球で打ち取った｡

試合後､川口投手総合コーチは､
｢すべてが一級品｡エースというのは全球種が勝負球になるが､沢村はその域に達している｣(同)
と絶賛｡
この日の紅白戦には内海や東野も登板したが､沢村に最大級の評価を与えた｡

原監督も､
｢いい階段を上がっている｣(同)
と手応えを感じているようで､
｢ローテ?その部分は十分でしょう｣(スポーツ報知より)
と早くも開幕ローテーション入り当確を示唆｡
1962年の城之内邦雄以来､49年ぶりとなる新人開幕投手の可能性もありそうだ｡

そんな首脳陣からの絶賛の声にも､
｢自分がすごいと思ったらダメなので､これからのオープン戦というか対外試合でも､向上心を持って取り組んでいかないといけない｣(同)
と油断する様子はない沢村｡
先発登板が予定される20日の楽天戦で､49年ぶりの快挙を一気に引き寄せる｡

(2011年2月16日)

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