ヤクルト･由規が新球に手応え!! アノ大物も｢最多勝争いできる｣と太鼓判!!

ヤクルトの由規投手が9日､今キャンプ初のフリー打撃に登板｡
59球を投げ安打性の当たりは9本だけと､初の開幕投手に向けて順調な仕上がりをアピールした｡

3年目の昨季､日本人最速となる161キロを記録し自己最多の12勝(9敗)を挙げる活躍を見せた由規｡
この日のフリー打撃では､自慢の剛速球だけでなく､昨年の秋季キャンプから取り組む新球･ツーシームで凡打の山を築いた｡

由規自身も新球に手応えを感じているようで､
｢自分の思い通りにバランスよく投げることができた｡ツーシームもしんを外すことができたので､イメージ通りです｣(サンケイスポーツより)
と納得の表情｡
制球が難しいとされるツーシームだが､由規はある大物からの助言で"コツ"を掴んでいた｡

この日の練習前､由規はテレビ番組の収録で訪れていた元監督で野球評論家の古田敦也氏と対面｡
その際に､
｢ツーシームは抜けやすい｡(頭部への)死球を避けるため､最初はとにかく低めを狙え｣(同)
と直々にアドバイスをもらっていたのだ｡

だが､その助言ですぐに結果を出した由規の適応力は大したもの｡
フリー打撃を打撃を見守った古田氏も､
｢15勝してほしい｡ツーシームを習得できれば､最多勝争いできる｣(同)
と絶賛した｡

開幕投手のライバルとなりそうなのは､3年連続で大役を務めている石川雅規に加え､昨季12勝の館山昌平､成長著しい村中恭兵の3人｡
レベルの高い争いに小川監督も､
｢決断するのが大変｣(同)
と嬉しい悲鳴をあげている｡

今月17日､韓国･サムスンとの練習試合に先発することが内定している由規｡
新球･ツーシームを武器に､開幕投手争いから一歩抜け出すことはできるだろうか｡

(2011年2月10日)

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