広島ドラ1･福井優也がマイペースに初ブルペン!! アピールより体力強化を優先!?

広島のドラフト1位･福井優也投手が25日､新人合同自主トレで初のブルペン入り｡
正捕手･石原慶幸を相手に力強い直球を披露した｡

日本ハム･斎藤佑樹､西武･大石達也と早大の同期たちが次々とブルペン入りする中､マイペースに調整を続けてきた福井｡
12日にスタートした新人合同自主トレでは体力強化に専念し､遠投はまだ70メートルを投げるのがやっとの状態だ｡

それでも､状態をチェックしたいと志願のブルペン入り｡
無駄のないオーソドックスなフォームから､直球のみ29球を投げ込んだ｡

ボールを受けた石原は､
｢全然力を入れていないと思うけど､いいボールが来ていた｡キャンプが楽しみ｣(同)
と早くも素質を見抜いた様子｡

昨年､福井に密着していた広島･尾形スカウトは､
｢まだこれから｡いい時のストレートの質は大竹やルイスに似ている｣(同)
とチーム屈指の豪腕の名前を引き合いに出した｡

神宮大会決勝･東海大戦以来､約2カ月ぶりのマウンドとなった福井は､
｢力は半分ぐらい｡思っていたよりは投げられたかな｡状態はチェックできた｣(同)
と納得の表情｡
今後は再び体力強化に専念し､キャンプインまでブルペンでの投球は行わないという｡

｢アピールも大切だけど､ケガが一番いけないので｣(同)
と新人離れした落ち着きで､マイペースに調整を続ける福井｡
早大･応武監督に"プロ向きの性格"と称された男は､周囲に流されない精神力を武器に開幕1軍を目指す｡

(2011年1月26日)

その他のBASEBALLニュース