オリックス､ドラフト史上初の珍記録!! まさかの事態に岡田監督｢大失敗｣

斎藤佑樹､大石達也､福井優也と早大の3人がそれぞれ1位指名を受け､同一チームから3人が1位指名という史上初の記録が生まれたドラフト会議で､もう一つある珍記録が生まれていた｡

オリックスは6球団が競合した大石の抽選に外れると､2回目の伊志嶺翔大外野手(東海大)､3回目の山田哲人内野手(履正社)とまさかの3連続抽選漏れ｡
4回目で後藤駿太外野手(前橋商)を獲得したが､ドラフト史上初の3連敗を喫した｡

全てのクジを引いた岡田彰布監督は､
｢伊志嶺も､山田かて重複すると思てなかったわ｡ほんま､情報不足や｡こら大失敗よ!｣(デイリースポーツより)
とボヤくしかなかった｡

まさに予想外の展開続き｡
大石指名に関しては競合覚悟だったが､
｢6つも重複すると思てなかった｣(同)
と振り返り､ロッテと競合した伊志嶺は､
｢(ロッテは)去年も右の野手(荻野貴)とって､1番ノーマークのとこやったわ｣(同)
とロッテにしてやられた｡

ヤクルトと共に"外れ外れ"での1位指名となった3回目｡ここでもまさかの重複に､
｢重複はないと､全然安心しとったわ｡失敗や｡一本釣りしてる球団もあるんやし､もうちょっとうまいことせなアカンわな｣(スポーツ報知より)
と編成部門の情報不足を嘆いた｡

やっとの思いで獲得した後藤については､
｢イチロー2世いうことなんで楽しみです｣(同)
と期待を口にしたが･･･

即戦力投手の獲得を目指していただけに､その表情は最後までぶ然としたままだった｡

(2010年10月29日)

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