浅田真央､不振の原因は精神崩壊!? 村上佳菜子の登場がさらなる悲劇を生む!?

名古屋･日本ガイシアリーナで行われた､フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ開幕戦､NHK杯｡

注目の世界女王･浅田真央はジャンプでミスを連発｡
ショートプログラム(SP)47.95点､フリー85.45点と共に自己最低点で8位に終わった｡

23日のフリー､リスト作曲｢愛の夢｣がリンクに悲しく響いた｡
冒頭のトリプルアクセルは1回転すらできず屈辱の0点判定｡
その後も立て直すことはできず､2度の転倒を含む5本連続でジャンプをミスした｡

演技が終わると､うつむいたまま大きく息を吐いた浅田｡
インタビューでは､
｢オフにジャンプを立て直すようにしてから､まだ完ぺきには直っていない｡まだ自分のものになってない｣(スポニチアネックスより)
と声を震わせた｡

この浅田の不振は､キム･ヨナのいる韓国でも大きな関心事のようで､
｢ホームで衝撃的な8位｣
｢最悪の不振｣
｢シニア進出以来最も低い順位｣
といった見出しで､試合結果が大きく報じられている｡

中には､
｢50点も満たない点数で面子が丸つぶれ｣
｢12人中の8位という恥をかいた｣
といった厳しい評価も見られるようだ｡

そんな浅田とは対照的だったのが､昨季の世界ジュニア女王･村上佳菜子｡
今大会がシニアデビュー戦であることを感じさせない堂々とした滑りでSP2位と好発進｡
フリーでは､
｢(最終滑走組による)6分間練習までは大丈夫だったが､靴を脱いでストレッチをして､音楽を聴いて･･･｡だんだん何をしていいか分からなくなって｡それでリンクに下りたら緊張して"もうダメ"と｣(中日スポーツより)
と振り返ったように､緊張から思うような演技ができなかったが､なんとか3位に残り､その実力がシニアでも通用することを証明した｡

今大会の結果を受け､GPファイナル出場は絶望的となった浅田｡
佐藤信夫コーチは､
｢(不振は)心理的なものがある｡それがどこから来ているか分からない｡でも甘い言葉をかけても解決にならない｣(ニッカンスポーツより)
とし､不振が技術的な問題ではないことを強調｡

浅田も､
｢始めより確率はいい｡今､半分｡後､半分を直せれば｣(同)
と手応えを口にしたが･･･

村上の存在が､浅田の精神面に更なる追い討ちをかける可能性もありそうだ｡

(2010年10月25日)

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