オリオールズ上原、7失点で勝利も笑顔なし! 海外でも先発起用に暗雲か

今シーズンからメジャーリーグに挑戦中のオリオールズ・上原浩治投手(34)が14日(日本時間)、
2度目の先発となるレンジャーズ戦に挑み、
5回を投げ7失点したものの、味方の大量援護により10-9で開幕2連勝を飾った。

勝ち星こそついたものの、全くと言っていいほど定まらない制球に上原は終始反省しきりだった。

試合が動いたのは初回、オリオールズは相手先発投手の立ち上がりを攻め2点を先制。
その裏、2点という大きな援護を受けて上原がマウンドに上がった。

しかしこちらも立ち上がりを攻め込まれ、先頭打者のキンスラーには高めのボールを二塁打。
二死後の4番ジョーンズには左翼線二塁打を打たれ、あっさりと1点を返されてしまう。
この回はなんとか1点に抑えたものの、
続く二回にはデービス、三回にはヤングに2ランを浴びとうとう逆転を許した。

しかし、チームの救世主に黒星をつけてはいけないと味方打撃陣が奮起。
四回に一挙5点を挙げ上原を強力援護した。

その後、4回以降立ち直ったかのように見えた上原だったが、
六回先頭打者に四球を与え無死満塁の場面で降板となった。

チームは1点差まで詰め寄られるも最後はシェリルが抑え10-9で辛勝。
上原の2勝目となった。

試合後の会見に臨んだ上原は開口一番、
「今日は何も仕事をしてない。迷惑をかけただけ」と自らのふがいなさを反省した。

好投した初戦とはあまりにもかけ離れた内容。
果たして現在の上原の状態いいのか悪いのか。
このままの状態が続けば、上原の先発起用そのものにも疑問が出てきてもおかしくはない。

次戦が現在の上原を判断する大事な一戦になりそうだ。

(2009年4月15日)

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