ファンを無視した球団の最下位は当然!? 横浜・楽天が抱える監督続投問題
稀に見る大混戦となっている、セ・パ両リーグ。
そんな中、早くもクライマックスシリーズ進出が絶望的なのが、両リーグの最下位チーム、横浜と楽天だ。

しかし、横浜・尾花監督、楽天・ブラウン監督共にお咎めなし。
早くも来季の続投が内定しているという。
その裏には、ファンを無視した球団フロントのメンツがある。

尾花監督は投手コーチとして、ヤクルト、ダイエー(現・ソフトバンク)、巨人と渡り歩き、リーグ優勝7回、日本一に4回導いた"優勝請負人"。

監督としての経験は無いが、2年連続の最下位脱出に期待が集まった。
球団も、年俸2億8000万円の清水をロッテから、1億8000万円のスレッジを日本ハムから獲得し、新監督を強力に援護。

しかし、シーズンが始まってみれば一昨年、昨年同様のお粗末な成績。
にも関わらず、来季の続投が内定しているのは球団フロントのメンツがあるからだ。

「オーナーが巨人側に出向いて、頭を下げて取ってきた監督だから、1年でクビというわけにはいかないでしょう」(夕刊フジより)

このまま尾花監督を解任すれば、頭を下げた若林オーナー以下フロントの面目は丸つぶれというわけだ。

楽天も事情は同じ。
球団を史上初のAクラス入りに導き、続投に執着していた野村前監督(現・名誉監督)を勇退させてまで就任させたブラウン監督で4年ぶりの最下位に逆戻り。

「2位になったワシの後に広島でBクラス続きだったブラウンとはどういう意味や」
「今季は最下位やろ。武士の情けで5位に予想してやったんや」
とボヤいていた野村名誉監督の言葉通りの結果になってしまった。

それでも体面上、球団関係者は、
「長い間やっていた野村体制から新しい体制を作るのには時間がかかる。2年契約だし、ブラウン監督に来年もやってもらう」(同)
と言うしかない。

ファンあっての球団にも関わらず、自分たちのメンツだけを気にしているフロント。
来季もファンのイライラは続きそうだ。
(2010年9月12日)
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