楽天・一場とヤクルト・宮出が緊急トレード! 両チームの思惑一致

シーズン開幕を直前に控え、
東北楽天ゴールデンイーグルス・一場靖弘投手(26)と東京ヤクルトスワローズ・宮出隆自外野手(31)の交換トレード成立が23日、
両球団から発表された。

今回のトレードはオープン戦でのチーム状況を見て、
先発投手不足のヤクルトと、右打ちの外野手を補強したい楽天の思惑が合致したことによるもの。

一場は2004年のドラフトで楽天入り。
しかし相次ぐ故障や不調で、昨シーズンの登板はわずか8試合。
勝ち星は一つもなく防御率も9.33と散々な結果であった。

そんな結果もあり、一場は今回のトレードに対し、
「突然の事で正直ビックリしていますが、望まれていく事なので活躍して楽天イーグルスに恩返しできればと思います。最後の心残りは楽天イーグルスで活躍できなかった事で、申し訳ない気持ちです。」とコメントを残した。

一方、宮出は95年に投手としてヤクルトに入団。
02年に野手へ転向したものの、近年の若手の起用で昨シーズンは出場29試合、打率.128と低迷していた。

宮出も球団を通じ、
「突然のことだったのでびっくりしています。スワローズには13年間お世話になり、自分を育ててくれた球団なのですごく感謝しています。楽天に行ったら楽天のために一生懸命頑張りたいと思います」とコメントを残した。

シーズン開幕直前のこの時期に緊急トレード。
果たしてこのトレードが両選手活躍のきっかけとなるのか。
WBCに負けず国内リーグも開幕に向けて盛り上がりを見せ始めている。

(2009年3月24日)

その他のBASEBALLニュース