ヤクルト加藤、挫折を乗り越えプロ3年目の初白星
8日に行われたヤクルト対阪神戦、ヤクルトの加藤幹典投手(25)が2年ぶりの先発で初白星を挙げた。
5回3失点と苦しい投球ながらも、打線の援護に支えられ粘りの投球を披露。
最後は自らのバットで決勝点を決めプロ初勝利を収めると、チームの連敗を3で止めた。

「長かった。期待されて入ったけど思うようなピッチングができなくて悔しかった。それで終わりたくなかった。ウイニングボールは家宝です」(スポニチアネックスより)

苦節3年。ようやくの初白星に笑顔がこぼれた。
ソフトバンク・大場、楽天・長谷部と並んで「大学ビッグ3」と呼ばれ、即戦力左腕として入団。
1年目の春季キャンプで「開幕投手宣言」をしてみせるなど「ビッグマウス」ぶりでも話題を呼んだが、プロの壁は想像していたよりも高く、厚かった。

1年目は開幕ローテ入りを果たしたものの、デビュー戦となった開幕3戦目の巨人戦で歯車が狂った。
1点リードの五回、あと一死で初勝利の権利を得るという場面で同点打を浴び、降板。
焦りが更なる不調を呼び、最速151キロを計測した直球は、130キロ程度にまで落ち込む。
挫折感に苦しみながら、気付けば3年もの月日が流れていた。

昨季の登板は1試合のみ。それも、打者5人に5連打されて5失点。1死も取れずにKOされた。

この日も最速は136キロ止まり。初回にはいきなり2点を失っている。
それでも、昨オフに合同自主トレを行った前アストロズ・松井稼(現ロッキーズ3A)直伝のチェンジアップを多投。
必死に腕を振って1つずつアウトを積み重ねていった。

「この流れで結果を出して行って、チームの勝利に貢献できるように頑張りたい」

まだ微力だが、再び回り始めた歯車は少しずつ、チームの力となっていくだろう。
(2010年7月9日)
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