巨人・小笠原が24人目の350本塁打達成!! 6度目の正直で西武・岸を砕く

30日に行われた西武対巨人の4回戦。
この日、巨人の小笠原道大が初回に先制の13号ソロを放ち、史上24人目となる通算350本塁打を達成した。
小笠原の一発で勢いに乗った巨人は、過去5戦において0勝4敗と歯が立たなかった西武の岸孝之を念願の攻略。
5-1の快勝で貯金を今年最多タイの14に伸ばした。

右手の痛みを押し殺して、小笠原が難敵を崩した。
初回二死。カウント0-1から141キロの直球をしっかり捉えて左翼席へ運ぶ先制の13号ソロを放つ。
「いい投手なので、1球で仕留められるように集中力を高めて打席に入った。コンパクトにしっかりと自分のスイングをできたと思う」（中日スポーツ）
349号を放ったロッテ戦から、14日後に迎えた一つの節目に、
「時間がかかってしまったけど、勝てた試合で打てて本当にうれしい」
と控えめながらも素直に喜びを語った。

23日に打球を受けた右手の打撲はまだ完全回復していない。練習中はまだテーピングが欠かせない状態だが、本塁打と3四球4得点で勝利に貢献してくれた。
小笠原のアーチに影響されたかラミレスも三回の2ランと七回の2点適時打を放って、試合は5-1で巨人が勝利。
前回の岸戦では1番から4番まで無安打に抑えられ、わずか1得点に終わった。
「1つ勝つのは大変なこと。また試合に集中するだけ」
最後にそう語った小笠原。難敵を見事打ち砕いた不動の3番がチームにもたらしたこの1勝は大きな価値を持っている。

(2010年5月31日)

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