★プリンス、死因は薬の過剰摂取だった(2016/06/05)
今年4月に、57歳の若さで急死した“音楽界のレジェンド”プリンス。彼の死因について徹底的な検査が行われ、このたびその結果が公表された。
多くの名曲で知られ、活躍を期待される身ながら急逝したプリンス。彼の死の直接的な原因が、このほどようやく判明した。
当局の報告書によると、プリンスの死因はフェンタニルの過剰摂取とのこと。この薬は疼痛治療に用いられる強オピオイドで、プリンスは誤って過剰に摂取、死に至ったと結論付けられた。いつプリンスが薬を摂取したかは不明だというが、これをもって彼の死因調査は終了。これ以上のコメントを当局が出す予定はないという。
ちなみに急死する数日前、プリンスは飛行機内で意識不明に。この緊急事態に対応した医療関係者は彼にナルカン(麻薬拮抗薬)を打ったと伝えられているが、これはオピオイドの過剰摂取が疑われる場合にとる解毒目的の措置だという。
若くして亡くなったプリンスだが、ボディガードや友人は「彼の暮らしぶりはクリーンだった」と断言。ドラッグを使用している兆候も確認できなかったとしている。しかし長年の友人でコラボレーターでもあったシーラ・Eは、『AP通信』に対し「ステージパフォーマンスが原因で体に問題が生じていた」「腰やひざを痛めていた」と語っていた。
晩年のプリンスは、体の痛みにずいぶん悩んでいたもよう。よって彼に薬を処方していた医師らも尋問を受けるなどし、当局は早い段階で薬の過剰摂取による死を疑っていたと見られている。死の前日には代理人らが薬物依存の専門医に連絡し相談していたというが、残念ながら手遅れであった。
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