第1回田原総一朗ノンフィクション賞大賞は「該当作品なし」

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ジャーナリストの田原総一朗さんの名を冠し、優れたノンフィクション作品を発掘する「第1回田原総一朗ノンフィクション賞」の選考が行われ、活字部門、映像部門ともに大賞は「該当作なし」となったことが

30日発表された。

ただし、選考過程において、奨励賞に松林要樹さんの「花と兵隊」(映像部門)、

佳作に満若勇咲さんの「にくのひと」(映像部門)と大瀬二郎さんの「アフリカ大戦の亡霊」(活字部門)が選出された。

田原総一朗さんは、今回の選考に関して、

「私はいまでもこのノンフィクション賞に自分の名前を冠することへの拒否感があります。しかし最終的に諾としたことは確かです。

僕が読んでドキドキする作品、時代を壊す作品を期待し、それを大賞の基準としました」

とコメントした。

応募総数は、活字部門が289作品、映像部門が17作品。

選考委員は田原総一朗さんのほか、ジャーナリストの魚住昭さん、元外交官の佐藤優さん、作家の宮崎学さん、作家の中沢けいさん、ジャーナリストの坂本衛さんが務めた。

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