直木賞・佐々木譲さん、白石一文さん受賞!芥川賞は該当作なし
(01/15)
14日、第142回芥川賞・直木賞の受賞者が発表され、芥川賞該当作なし、直木賞は直木賞は佐々木譲さん「廃墟に乞う」と白石一文さん「ほかならぬ人へ」が選ばれた。「廃墟に乞う」を書いた佐々木譲さんは1979年に「鉄騎兵、跳んだ」で第55回オール讀物新人賞を受賞し、作家デビュー。1988年に「ベルリン飛行指令」が、2007年に「警官の血」が直木賞候補になっており、3度目の候補での受賞となった。
「ほかならぬ人へ」を書いた白石一文さんは2006年に「どれくらいの愛情」が直木賞候補になっている。父は、直木賞受賞者の故・白石一郎さん。父子での直木賞受賞という快挙となった。
芥川賞と直木賞は昭和10年に制定された賞。新聞・雑誌に発表された作品のなかから(直木賞は単行本も含める)、芥川賞は純文学短編作品、直木賞は短編・長編合わせた大衆文芸作品の中から優秀作を選定する賞。
芥川賞では、大森兄弟の「いつも犬は足元にいて」が有力候補とされていたが、該当作なしとなった。
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