オルトロスの犬
[第1話]
高校教師の涼介(錦戸亮)は、女子生徒の加奈から「やばい話を聞いてしまったかもしれない」と相談を受けた。07/24放送
その加奈は、夜、複数の男に襲われて階段から転落してしまう。
一方、渚は女子大生の不審死事件を捜査していた。容疑者と睨んでいた熊勝(八乙女光)。彼が薬の取引をしている現場に渚は潜入捜査を試みるが、正体がバレてしまい、逆に命を奪われそうになる羽目に…。
その場に、間一髪のところで飛び込んできたのが涼介だった。涼介が男たちに触れると、男たちは次々と倒れてしまう。気絶したのではなく、死んだのだ――。
涼介が男を掴んだとき、不思議な印のようなカタチに血管が浮かび上がったのを渚は目撃していた。
それを見た熊勝はその場を逃走する。男たちが死んだのを見た涼介もその場を立ち去ってしまった。
渚が遺体の検死の結果を監察医・千春(原田夏希)に聞きに行くと、千秋は「天罰かしら」とサラリ。
さらに天罰でなければ心臓発作だと付け加えた。
しかし、現場でその様子を目撃していた渚は、彼らの死因にとても納得できないようだった。
一方、階段から転落した加奈は一命を取りとめたものの、意識不明の重体に陥っていた。
加奈を見舞いに来た涼介は責任を感じて高校教師を辞めてしまう。
涼介について調べているうちに、渚は竜崎臣司(滝沢秀明)という殺人犯にたどり着く。
臣司は刑務所で服役中。10年前に3人を殺した死刑囚だった。
渚は臣司も「悪魔の手」を持っていると考え、遭いに出かけた。
臣司と対面した渚は「悪魔の手を持っているのではないのか」と尋ねた。
するとそばにいた署長は「竜崎臣司の手は 神の手だ」と笑った…。
「悪魔の手」の話に興味を抱いた臣司は、涼介をここに連れてくるように話す。
殺すどころか竜崎の手は触れるだけで、どんな病気も治すらしい…。
臣司は、涼介をここに連れてくるように話した。
その頃、涼介は加奈の見舞いに来ていた。加奈の母親は「このまま意識が戻らないかもしれない」と泣き出す…。
渚と涼介は臣司に遭いに行くことにする。臣司は署長の顔にあった傷に手をかざすと、あっという間に治療してみせた。
涼介に自分の力を見せた後、臣司は署長を席から外させる。
すると臣司は、涼介に「ここから出してくれ」と頼んだ。
臣司は、世の中を救える力をもっている自分を救ってほしいと言うのだ。
涼介の手で署長を殺してくれれば、自分がまた蘇らせるから――と。
「一度だけ力をかしてくれれば外に出てたくさんの命を救うことができる」そう涼介を説得する、竜崎。
「おまえにも救いたい人間の一人やふたりいるだろう」竜崎の言葉に涼介は加奈を思い出し、心が揺れた。
竜崎の言葉を信じた涼介は、その場に戻ってきた署長の腕を掴むと命を奪ってしまう。
そして鍵を奪って臣司を牢獄から出すと、署長を蘇生させるよう促した。
しかし、臣司は冷たく言い放つ。
「いくら俺でも、死んだ人間を行き返させるのは無理だ」と。
警官に変装して刑務所を出た臣司に気づき追いかける渚だったが、逆に拳銃を奪われてしまう。
「これからもっと楽しい事がおきる」臣司は姿をくらました。
雨の降る夜――。
臣司はビルの屋上にいて、街を見下ろしていた――。
09/25
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第1話
手を触れただけですべての病を治す「神の手」を持っている。
しかし、人の心や命をもてあそぶような男。
謎に包まれた過去の持ち主で、心の内は見せない。
力を利用して、政界や財界に接近し、大きな力を得ようとする。
現在10年前の殺人事件の犯人として服役中。
私立の女子高に勤める新米教師。
誠実で、正義感が強い。
「悪魔の手」を持っていて、
手を触れただけで人を殺すことができる。
自分の呪われた力を強く憎んでいる。
警視庁の刑事。
捜査中に碧井と竜崎の持つ力を知った。
病気の娘を抱えるシングルマザー。
殺人事件の容疑者とされ、渚に追われる。
熊切善三とは親子である。
警察官。
監察医。沢村の大学医学部の後輩で、恋人同士なのかは謎。
渚の良き理解者で、協力者。
渚の恋人。
碧井の生徒。
勝とは親子。
竜崎を利用しようとする。
元警察官のホームレス。
竜崎の関与した事件の目撃者で、竜崎に怯えている。
警察のエリート官僚。
政界の信頼は厚い。
碧井の能力を知る人物。
社会厚生大臣。
女性初の総理大臣の座を狙っている。
竜崎の力に目をつける。
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