任侠ヘルパー
[第8話]
08/27放送

鷲津組の組長・鷲津莞爾(竜雷太)が「タイヨウ」に入居してきた。
鷲津組は隼會と敵対する暴力団だ。
鷲津(竜雷太)の顔を見た彦一(草なぎ剛)たちは驚く。

入居のきっかけは、事故で半身麻痺になり介護が必要となったため。
しかし金ならいくらでもあるはずの鷲津がなぜ…?

彦一は鷲津の件を「隼會」の若頭・源助(松平健)に報告する。
源助の指示は“研修”に専念すること。「鷲津組の企みは俺が調べる」と言い、電話を切る。
源助の横には何と零次(山本裕典)が…。その腕には「隼會」と刺青で刻まれている。いつもリストバンドで隠してあって見えなかったのだ。

個室を希望していた鷲津だったが、満室で空きが無く大部屋へ入ることに。
同室は夏夫(峯のぼる)だったが、個室でないことに腹を立てていた。
さらに食事もホールで食べなければならないなど、一切、特別扱いがないことにも不満を感じていた。
なぜ組長に組の者が付いていないのか? 彦一は疑問に思っていた。

そんなある日、晴菜(仲里依紗)が花束を持って部屋へ入ってきた。花は夏夫の息子が毎週送ってくるという。何でも忙しくて見舞いに来られないから送っているというのだ。花を眺める夏夫は嬉しそうだ。

夏夫の家族を冷たいと批判していた鷲津だったが、自分も組員の“見舞い”がないことに不満を感じていた。組の者に連絡をしてもなぜかつながらない…。

一方、晶(夏川結衣)の認知症は急速に進行してた。秘書・弥生(中別府葵)、重役(相島一之)たちの裏切りに、自身のポジションも危うくなっていた。

自宅では記憶がなくなってしまう晶のために、涼太(加藤清史郎)が晶のとった行動を書いた貼り紙を家中に貼り、“晶の記憶”を補おうと頑張っていた。

ある日、彦一は、「タイヨウ」を飛び出していくリコの姿を目撃する。
なんでも数日前にリコが組長をしている“四方木連合”が襲撃されたというのだ。
リコの組は女組長であるためにリコに反発するものも多い。「結束の弱い組は狙われやすい」という六車(夕輝壽太)の言葉に任侠ヘルパーたちはリコを心配する。

「タイヨウ」では鷲津が大暴れをしていた。夏夫に送られていた花束は晴菜が買っていたものだとわかったからだ。
「お前は偽善者だ!」と暴れまわる鷲津。怖がる利用者のなかで「わしはこの辺りを仕切っている鷲津組の組長だ!」と宣言する始末だ。
彦一と零次が何とか鷲津を部屋へと連れ戻した。

部屋に戻った鷲津は、金を払うから組の人間を呼んできてほしいと彦一に頼む。
そのとき、彦一は夏夫が呼吸をしていないことに気づいた。
夏夫は救急車で病院へと運ばれる…。

その頃、リコは組員・久米(田中哲司)のマンションに来ていた。今回の襲撃で久米も負傷している。リコは襲撃した奴らが鷲津組の人間だと知るとナイフを握り、マンションを出て行った。

夏夫の搬送先の病院には一方、夏夫の息子一家が到着していた。
夏夫は一命をとりとめたものの延命治療しかできないそうだ。夏夫の息子は延命治療を希望、そのまま仕事があるからと帰ろうとする。
それを見ていた鷲津が「今度はいつ来られるんだ」と夏夫の家族に尋ねるが、答えられない。
すると鷲津が怒り出した。「それならなぜ延命治療をするのだ!?」と…。
そして「家族がここにいる間に死なせてやる!」と言って夏夫の呼吸器を抜こうした。
間一髪阻止した彦一は、「夏夫の生死は家族が決めることだ」となだめる。
それでも「捨てられた人間はどうなる」と怒りをぶつける鷲津に、「お前を捨てたのはこの家族ではないだろう」ときつく言って止めた。
彦一に礼を言う夏夫家族。「延命できることを父も喜んでいると思います」と続けると、彦一は「自分がそう思いたいだけだろう」と冷たく言うのだった。

一方、晶の自宅では、母の帰りを待つ涼太が心配をしていた。“約束の時間”になっても晶が戻ってこないのだ。

「外の風に当たりたい」鷲津の言葉に彦一はエレベーターで1階に降りようとしていた。そこにリコが飛び込んできた。手にはナイフを持っていた。
彦一はリコの腕を素早く掴む。
「報復だ!」というリコに彦一は「鷲津は関わっていない」と説得する。

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08/06 第5話


07/30 第4話


07/23 第3話


07/09 第1話


02/16 第2話

キャスト
翼彦一 / 草なぎ剛(くさなぎつよし)
暴力団組織「隼会」の六本木地区をまとめる貸元「翼興行」組長。
17歳で極道の道に入った。ありとあらゆる悪事に手を染めてきたと噂される。
肩と背中には「桜とウグイス」の刺青が入っている。

四方木りこ / 黒木メイサ(くろきめいさ)
死んだ兄に代わって、「隼会」池袋地区貸元・四方木連合組長になった。
23歳の若さでチンピラたちを束ねている。
男勝りでけんかっ早い性格だが、“研修”と称した介護施設でのヘルパー業務にもいち早く溶け込む柔軟性も持ち合わせている。
彦一の男気に触れて気になる存在になっていく。
七海和樹 / 向井理(むかいおさむ)
六本木地区貸元翼興業の構成員で彦一の舎弟。
彦一が留守の間、組を守っている人物。
彦一を兄貴として慕っている。
和泉零次 / 山本裕典(やまもとゆうすけ)
介護施設タイヨウのヘルパー。
任侠ヘルパー達の教育係に指名された。
介護のプロとして仕事に情熱を燃やしている。
鷹山三樹矢 / 薮宏太(やぶこうた)
「隼会」本家・鷹山組構成員。
鷹山源助の息子。
本人には父親の跡を継ぐ意思がない。
女好きのダメ人間。
美空晴菜 / 仲里依紗(なかりいさ)
「タイヨウ」に勤務する新人ヘルパー。
目指しているのは「利用者のための介護」。
情熱に溢れ、真心を持って仕事をしている。
任侠ヘルパーたちとは、至って普通に接する。
少しずつ彦一に惹かれているようだが…。

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