イケメン♂パラダイス
[第9話]
芦屋瑞稀(堀北真希)らがいる2年C組に、育児休暇をする担任のかわりに北浜昇(稲垣吾郎)という臨時教員がやってきた。のっけから北浜は瑞稀たちが載った雑誌にケチをつけ、以後、こういうことをしたら退学だと言い放つ。中津(生田斗真)を初めとする生徒たちは、いつも通りのいたずらで迎えるが、北浜はまったく動じない。そして、何か問題を起こせば停学処分にすると宣言。その冷徹な態度に、生徒たちもペースを狂わされてしまう。08/28放送
学園は定期テスト期間に入るが、生徒たちは勉強するどころか、テストの後に行われる『桜咲学園定期テスト打ち上げライブ』のことで頭がいっぱいだ。瑞稀が、中津秀一(生田斗真)と部屋で勉強していると、佐野泉(小栗旬)が帰ってくる。佐野は2人仲良く勉強している姿に少しムッとする。一方、相変わらず高跳びに打ち込む佐野に、瑞稀は「テストは大丈夫か」と尋ねるが、実は佐野は成績優秀。逆に、瑞稀と中津が勉強を教えてもらう羽目になる。
そして、定期テスト1日目。いよいよテストが始まった。必死に解答用紙に向かう生徒たちの間を、見回り歩く北浜。すると、中津の机で何かを見つける。解答用紙の下にもう一枚、紙があったのだ。どうやら、着席のときに風で紛れ込んだらしいのだが、北浜は、カンニングだと断定し、中津は、テスト終了後に呼び出される。
放課後、中津は必死に否定するが、北浜は信用しない。教頭の「試験中だし、保留ということで」という言葉で、ようやく解放された中津だったが、去ろうとする中津に「これだけですむと思うなよ」という北浜の声が追いかけてきた。中津が教室に戻ると、クラスメートはみんな中津の帰りを待っていた。佐野も中津のためにまとめた物理のノートを手渡す。中津はクラスメートの優しさに感動していた。
そして、テスト最終日。
中津は再び北浜に呼び出される。心配する瑞稀たちに「心配すんな」といって教室を出ていく中津。
瑞稀は寮生を全員集合させ、試験当日の心理状態を調べると言い出す。そこに寮の上級生である難波南(水嶋ヒロ)たちがやってきて、「犯人探しなんて意味がない」という。
そこに中津が戻ってきた。「おまえのせいでおれたちが疑われてるんだ」と言われた中津は、「ごめん。たいしたことないから」と謝る。
その夜、猿渡教頭(宇梶剛士)のしきりで打ち上げのリハーサルが始まった。が、そこにやってきた北浜が「即刻中止」を言い渡す。難波は「どうしてやめなきゃいけないのか」とつっかかる。すると北浜は「やるんなら留年覚悟でやれ」という。
その時、原秋葉(紺野まひる)が、保健室にやってきて、梅田(上川隆也)に、打ち上げがなぜ延期になったのかと聞く。「ある教師のせいでな」と言い、「何でおまえがここにいるんだ」と問い返す。すると秋葉は、ライフワークとして、彼らの写真を撮るために学校に通ってきているのだと答えた。
一方、生徒たちがギターで遊んでいると、北浜が教室に入ってきた。そして、その生徒からギターをひったくり、窓から投げ捨て、そして言った。「おまえたちは、おれにしたがっていればいいんだ!」。瑞稀や佐野、中津を初めとするC組の一員は、北浜への不信感をあらわにした。
放課後、中津が一人でいると、そこに佐野がやってきた。「何一人で抱え込んでんだよ。こういう時こそ、話せよ。ダチじゃねえか」という佐野に、中津はポツリポツリと話し出す。反省文を書けと命令された中津だが、「やってない」というと、「試合に出たくないのか?」と脅された。中津がサインをしなければ、サッカー部はその責任をとって出場辞退をするしかないと。
偶然通りかかった瑞稀はそれを聞き、許せないと息巻くが、中津は「一筆かけばサッカー部は試合に出られるし、何よりおまえらが信じてくれてるから」と微笑んだ。
北浜の前で中津がサインをしようとすると、そこに瑞稀が飛び込んできた。そして、北浜に「おまえのやっていることは教師という権力をふりかざしているだけだ!」と怒鳴る。すると北浜は瑞稀に「脱げ」と言った。瑞稀みたいなタイプはナイフを隠し持っていることが多いのだという。中津は嫌がる瑞稀に脱げと迫る北浜の胸ぐらをつかむ。そして、中津は停学を言い渡される。
瑞稀は落ち込んでいた。自分のせいで中津が停学になったと思ったからだ。そんな瑞稀に、佐野は「おまえのせいじゃない。おまえが北浜のところに行ってなければ、おれが行ってた」と言い、励ます。そして、すすり泣く瑞稀の肩をそっと抱き寄せた。
それから佐野は、梅田のところに行き、北浜について何か知らないかと聞く。すると、そこに偶然やってきた秋葉が「知ってるよ。だって、同級生だもん」という。
その頃、瑞稀は北浜のところに乗り込んでいた。なんとか中津の停学を取り下げてもらうためだ。しかし、北浜は「ならば、おまえが停学になるか」と瑞稀を脅す。それを聞いた桜坂学園の生徒たちは、みんな北浜をのさばらせないために立ち上がった!
瑞稀が「かわりに停学になる」と言いかけたとき、難波ら花桜会のメンバーが入ってきて、これ以上、横暴をやめないのなら、全員今日限りで学校を辞めると全員分の退学届けを提出した。それでも北浜は「おまえたちは管理してやらないと、すぐわき道にそれる!」と突っぱねる。しかし、部屋に入ってきた佐野は、「おれたちは、あんたの弟じゃない……」とつぶやくと、黙り込んだ。そして、猿渡教頭に「本当に中津は暴力をふるったんですか?」と聞かれ、黙って部屋を出て行こうとする北浜。ドアを開けると、中津を心配する生徒たちが待っていた。それを見て、「私の思い過ごしかもしれません……。停学も撤回します」と北浜は言った。
北浜の弟は、甘やかされて育ち、バンドを始め、そこで揉め事に巻き込まれ、ナイフで命を落としたのだ。
それを佐野が瑞稀に説明していると、北浜がやってきて、「中津に悪かったと伝えてくれ」と言った。
「今のこと、中津に伝えてくる」と立ち上がる瑞稀を、佐野は「もう少し、いてくれ」と止める。が、どうも落ち着かず、立ち上がった佐野は「練習に行ってくる」と言い、「ライブ頑張れよ、瑞稀」と、初めて瑞稀を名前で呼んだ。
そして、打ち上げライブが行われた。
梅田はそのライブに北浜を連れてくる。それを知った中津は「おれたちは何も考えずにわき道にそれたりしているわけじゃない。理由があってそこに行きついていることを知ってほしいです」とステージ上で言う。そして、ステージ上に佐野を引っ張り出し、みんなで歌い始めた。それを見た北浜は「ぼくはあの笑顔がかけがえのないものであることを早く気づくべきだった」とつぶやいた。
佐野が陸上の練習に行こうとすると、神楽坂(城田優)に呼び止められた。桃郷学院の強化合宿に参加しないかという。全国から有力選手が集まるし、佐野の弟も来るのだという。
そして――、中津が瑞稀たちの部屋にやってきた。瑞稀がシャワー中だったが、中津はいつものように定規でカギを開け、シャンプーを借りようとする。「シャンプー、借りてく……」といいかけ、中津は見てしまった! 慌ててシャンプーを元のところに戻し、そっとドアを閉める。「瑞稀が、女……」と愕然とする中津だったが、瑞稀は中津に見られたことなどしるよしもなかった。
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第1話
キャスト
佐野泉 / 小栗旬(おぐりしゅん)桜咲学園2年生で中学時代には高跳び選手として将来を有望視されていた。
しかし、ある事件をキッカケに高飛びを止めた。
一応、陸上部に籍はおいているが、活動はせず体育の授業もサボっている。
クラスメイトであり、寮では同室になった瑞稀をうざいと思うが、次第に「決して諦めないパワー」に影響されていく。
酒にめっぽう弱く、料理や菓子に入っている微量の酒でも酔ってしまい、誰彼構わずキスをするいう一面も。
芦屋瑞稀 / 堀北真希(ほりきたまき)
アメリカ帰りの帰国子女で、桜咲学園2年生に編入。
中学生の頃、当時、将来を有望視されていた高跳びの選手・佐野泉が跳ぶ姿を見て感動し、ファンになる。
しかし、佐野が自分のせいで高跳びを止めたことを知り、「もう一度跳んでもらいたい」と日本に帰国。本当は女だが、さらしで胸をつぶし、全寮制の男子校に“男”として編入する。
佐野とはクラスメイトで、寮でも同室。
性格は、底抜けに明るく、感情表現もストレート。
スポーツ万能で、特に足が速い。
中津秀一 / 生田斗真(いくたとうま)
桜咲学園2年生でスポーツ万能なサッカー少年。
瑞稀、佐野のクラスメイトであり、親友でもある。
瑞稀が女であることには気づいていないが、なぜか恋心を抱いてしまい、
自分はホモなのではと真剣に悩んでいる。
賑やかでお調子者だが、ムードメーカーでもあり、友達思いで、熱く純粋な気持ちの持ち主。
芯も強く、一度決めたことは決して曲げない。
瑞稀に対しての思いも、自分で納得してからは真っ直ぐに向かっていく。
難波南 / 水嶋ヒロ(みずしまひろ)
桜咲学園3年生で瑞稀、佐野、中津らが生活している第二寮の寮長でもある。
女の子が大好きな学校一のプレイボーイ。
外見と行動はナンパだが、中身は男気あふれており、後輩思いでもある。
強いリーダーシップがあるため、寮生からも信頼されているが、特に2年生からは熱狂的に好かれている。
第一、第二、第三の三寮長からなる“花桜会”のメンバーとして、生徒会長的な役割も果たしている。
関目京悟 / 岡田将生(おかだまさき)
桜咲学園2年生で瑞稀、佐野、中津らのクラスメイト。
一見すると知的でクールなキャラだが、実はナンパ大好き。
だが、いつも「いい人ね」で終わってしまう。
陸上部の部長でありながら、陸上に打ち込めずにいたが、困難を乗り越えて高跳びに復帰する佐野や、何事に対しても全力投球の瑞稀らと接しているうちに、少しずつ本気で向き合うようになる。
中央千里 / 木村了(きむらりょう)
桜咲学園2年生で、瑞稀、佐野、中津らのクラスメイト。
顔が命の美少年。
自分と同じ“かわいい系”の瑞稀をライバル視し、最初は何かと嫌がらせをしたりもするが、やがて仲良しになり、瑞稀にさまざまな悩みを相談するように…。
しかし、そのほとんどは難波の話題ばかり。
ただ、本人曰く、ホモではなく「難波先輩は特別」だとか。
難波に近づこうとする聖ブロッサム学園の女子たちを片っ端から蹴散らしていく。
萱島大樹 / 山本裕典(やまもとゆうすけ)
桜咲学園2年生で、瑞稀、佐野、中津らのクラスメイト。
中津とは同室。
霊感少年で人のオーラが見え、瑞稀に恋心を抱く、中津のオーラを興味深く観察している。
かつては、その不思議な能力から周囲に気味悪がられていたが、唯一、普通に接してくれたのが中津だったのだ。
何に対しても余計な詮索も口出しもせずに、じっと人の話を聞き、
本当に必要なときだけ、そっと手を差し伸べるタイプ。
梅田北斗 / 上川隆也(かみかわたかや)
桜咲学園の保健医。しかし、実は「身体を見るだけで性別が分かる」というゲイ。
ただし、男なら誰でもいいわけではなく、未成年には一切手を出さないのがポリシー。
瑞稀のことを誰よりも先に「女」だと見破った。
女なのに男子校に入ってきた瑞稀が珍しく、しばらくしてから学校に突き出そうと考えている。
しかし、次第に瑞稀の佐野への真っ直ぐな思いを知り、誰にも言わずに、その存在を認めることに…。
やがて、公私にわたり瑞稀が頼る相談相手になるのだが・・・。
嵯峨和真 / 溝端淳平(みぞばたじゅんぺい)
野江伸二 / 五十嵐隼士(いがらししゅんじ)
北花田航平 / 武田航平(たけだこうへい)
花屋敷ひばり / 岩佐真悠子(いわさまゆこ)
今池こまり / 黒瀬真奈美(くろせまなみ)
原秋葉 / 紺野まひる(こんのまひる)
佐野岳彦 / 杉本哲太(すぎもとてった)
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