リンカーン
スピルバーグが描く、史上最も愛された大統領の知られざる感動の物語
(2013/02/22)

1865年1月、エイブラハム・リンカーンが大統領に再選されて、2カ月が経っていた。

国を二分した南北戦争は4年目に入り、大勢は大統領が率いる北軍に傾いていたが、リンカーンにはすぐさま戦争を終結させるつもりはなかった。奴隷制度に永遠の別れを告げるため、たとえ多くの死者が出ても合衆国憲法修正第十三条を下院議会で批准する前に戦争を止めるわけにいかなかったのだ。
リンカーンは国務長官ウィリアム・スワードを介して、議会工作を進めるべく指示。同じ共和党の保守派プレストン・ブレアを使って党の票をまとめても、成立させるためには20票も足りない。リンカーンはあらゆる策を弄するように命じ、スワードはW.N.ビルボをはじめとするロビイストを駆使して、敵対する民主党議員の切り崩しにかかる。
その動きを冷ややかににみつめていたのは、奴隷解放急進派のタデウス・スティーブンスだった。彼はリンカーンがどこかで妥協するのではないかと考えていた…。

南北戦争の和平交渉が早く進む事態となって、リンカーンは1月25日、下院議会に合衆国憲法修正第十三条に提出。思惑と工作が蠢くなか、果たして多数派工作は成功したのか。ひとり静かにホワイトハウスで結果を待つリンカーンだったが、その後に過酷な運命が待ち受けているとは予想もしていなかった…。



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