るろうに剣心
【ニュース】実写版「るろうに剣心」江口洋介、香川照之の出演も決定
(2011/10/04)

俳優・佐藤健(さとうたける=22)主演で実写映画化される『るろうに剣心』の追加キャストが発表され、斎藤一を江口洋介(えぐちようすけ=43)が、鵜堂刃衛を吉川晃司(きっかわこうじ=46)が、武田観柳を香川照之(かがわてるゆき=45)が演じることが明らかになった。
すでに主演の佐藤をはじめ、武井咲(たけいえみ=17)や蒼井優(あおいゆう=26)の出演が発表済み。
原作のインパクトに負けない豪華キャストが顔を揃えることになりそうだ。

『るろうに剣心』は、1994年から99年に『週刊少年ジャンプ』で連載された和月伸宏の人気剣客漫画。
明治維新後の日本を舞台に、殺さずの誓いを立てた伝説の人斬り・緋村剣心(佐藤)の活躍を描く物語だ。

今回発表されたキャストは、いずれも剣心のライバルとして登場するキャラクター。
江口演じる斉藤一は、明治維新後、旧幕府軍から政府の警察官に転じた孤高の男。
原作でも屈指の人気を誇るキャラクターに抜擢された江口は、
「原作からのメッセージを大友啓史監督は聢と受け止め、キャスト、スタッフは一丸となって監督の熱意に応え、着実に撮影し続けている。
今まで経験したことのない大友監督の撮影方法に新たな可能性を感じ、僕自信どう仕上がるのかが今から楽しみでいます」
とコメントしている。

吉川演じる鵜堂刃衛は、独自の殺しの美学を持ち、金で人斬りを請け負う浮浪人斬り。
昨年公開された映画『必死剣 鳥刺し』で剣の達人・帯屋隼人正を演じ、日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞した吉川は、
「味方の分別を忘れ、ただひたすらに斬りまくるは、己に相応しい死に場所を得るためか。
そのまとう寂しさに"ゾクッ"とさせられながら演じられる幸せ。奇々怪々です」
と早くも刃衛の魅力にぞっこんのようだ。

また二人とは異なり、剣客ではない悪役として登場するのが香川演じる武田観柳。
蒼井演じる高荷恵を手下として利用したり、武井演じる神谷薫が師範代を務める神谷道場を乗っ取ろうとしたりするなど、その性格は冷徹そのもの。
監督を務める大友啓史とは大河ドラマ『龍馬伝』(NHK)でもタッグを組んでいる香川は、
「監督から『新しい悪、ただの悪ではないもの』を目指すと言われて、役づくりと同時に、いろいろな小道具だったり、メイクだったり、髪の毛だったり、衣装だったり、外見の造作には非常にこだわっています。
観柳は自由勝手に生きた人。僕も自由に振る舞えれば」
と意気込みを語っている。

8月より始まった撮影は、関西方面を中心に着々と進められているとのこと。
来年夏の公開に向け、ファンの期待は高まるばかりだ。



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