沈まぬ太陽
【イントロダクション】第33回日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作
(2011/02/01)

原作は1995年から順次発表された、作家・山崎豊子による3編に渡る同名の長編小説。日本航空と、実在する同社社員で同社の労働組合役員である人物の体験に基づいて脚色、再構成されたフィクション社会派作品。

上映時間は3時間22分。第33回日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作品。上映時間が3時間を超えた作品の受賞は日本アカデミー賞史上初であり、1980年の『ツィゴイネルワイゼン』の2時間24分をはるかに上回る新記録である。

小説の内容から映像化は困難といわれていた。2000年に徳間康快・大映社長が、東映との共同制作で映画化を発表したものの、徳間社長が死去したため実現しなかった。2006年5月には、角川ヘラルド映画(現・角川映画)によって2008年夏公開を目指し製作されることが発表されるなど、何度か映画化の話が持ち上がったが、実現していなかった。また、同じ著者による『白い巨塔』を二度にわたって映像化したフジテレビが2009年の開局50周年にあわせてテレビドラマ化するという企画があったが、立ち消えになっている。しかし、2008年12月、角川映画は、2009年秋公開として正式に映画化を発表した。角川ヘラルドに吸収合併された旧・大映の社員が奔走し、映画化にこぎつけたという。2009年2月にイランロケでクランクイン。アフリカなどでの撮影も行われ、日本の空港シーンはタイの空港を利用して撮影した。飛行機のシーンは、日本航空の協力が得られなかったため、CGによって再現した。



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