東京島
【あらすじ】これほど男に焦がれられた女がいただろうか・・・無人島に漂着した22人の男とただ1人の女
(2010/06/29)

2008年に刊行された桐野夏生の第44回谷崎潤一郎賞受賞小説が原作。小説は1945年から1950年にかけて、マリアナ諸島のアナタハン島で起きたアナタハンの女王事件(アナタハン事件・アナタハン島事件)を基にしている。

クルーザーで夫・隆と世界一周旅行に旅立った清子。出発からわずか3日目に嵐に遭い、数日間漂流した後に2人が漂着したのは、日本最西端の島・与那国島よりもさらに西にある無人島。間もなく与那国島での労働に耐えかねて島からの脱出を図った16人(原作では23人)のフリーターが漂着。更には日本への密航途中であった6人(原作では11人)の中国人も加わる。

救助を待ちながらまったりと生き延びようとする日本人と、積極的に脱出を試みる中国人。本能のままにとにかく自分だけでも生きて帰りたいと考える清子。

はじめは協力しあって生延びていこうとしていた男たちだが、次第にただ一人の女性・清子を巡って争い、密かな騙しあいと殺し合いがはじまる。偽りの結婚、仮の夫による独占欲、清子を手に入れたいがために男たちは次第に狂っていく。極限状態の中で見えてくる人間の本能と性欲――清子はその中でどうやって生き延びて行くのか。

※このあらすじは原作に基づいて書かれたものです。映画の内容とは異なる可能性があります。



東京島[TOP]
シネマ情報一覧
シネマコーナー[TOP]

サイトのご案内へ
無制限99円 取り放題[TOP]

JASRAC許諾番号
6834131007Y41011
Blau