八日目の蝉
キャスト
薫(=恵理菜)/ 井上真央
1984年8月19日生まれ。薫としては7月30日生まれ。大学生。親の反対を押し切って独り暮らしをしている。4歳の時に家族のもとに戻る。しかし、このことが大々的に報じられ、世間からの好奇の目にさらされてしまったため、誰ともなじめない日々を過ごしていた。親との関係もぎくしゃくして、独り暮らしをしているのもそのためである。18年前の出来事を客観的にみているが、実は自分が何なのかもわからないでいる。
野々宮希和子/ 永作博美
1955年生まれ。大手企業に就職、不倫と知りながらも相手の言葉に乗り、秋山丈博と付き合い始めた。堕胎経験がある。恵津子になじられた言葉が未だに心の傷となっている。恵理菜を一目見るはずだけだったが衝動的に連れ去ってしまう。
千草/ 小池栄子
1976年生まれ。エンジェルホームでは薫とよく遊んでいた。エンジェルホームの問題や恵理菜の事件を取材し、自費で本を出している。エンジェルホームにいたことで幼い頃いじめられた経験を持つ。本人いわく「母親のすねをかじって」いる。
岸田/ 劇団ひとり
恵理菜の不倫相手。
秋山丈博/ 田中哲司
1951年生まれ。恵理菜の父親。希和子との不倫を成就させるため、堕胎させた。静かな性格だが家族の問題を直視しようとしない。
秋山恵津子/ 森口瑤子
1953年生まれ。恵理菜の母親。ヒステリックな一面を持つ。
沢田昌江/ 風吹ジュン
久美の母親。小豆島で素麺屋を営む。久美が離婚した後、突き放すような言い方をしてしまい、それによって久美が姿を消したと思い心配している。希和子が指名手配されていることを知らず、店で働かせる。
沢田久美/ 市川実和子
1957年生まれ。夫の不倫が原因で離婚した後、子供を夫の親に取られ、裁判で親権も奪われたことに絶望し、エンジェルホームにやってくる。のちに希和子に自分の母親の住所を教える。



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